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TypeCon レタリング観察ツアー 2日目
2日目、7月18日はアトランタ中心部から近いオークランド墓地をグラフィックデザイナーのアリソンさんの案内でまわる「墓地のレタリング観察」。

朝7時半に現地集合ということで、土曜日だし電車の本数が少ないだろうと同僚のオトマーと私がホテルを出たのが朝6時15分。まだ夜が明けてない。
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7時15分には墓地に到着。このオークランド墓地の目玉は「タイポグラフィのセクションがある」(!)でしたが、やはり朝早いのがきつかったのか、参加者は3人でした。
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でも、お墓のレタリングは非常に興味深いものがあって、またアリソンさんの説明も丁寧で実によかった。これがその「タイポグラフィのセクション」です。1914年に建てられたお墓だそうで、当時と今とでは「タイポグラフィ」に対する概念が少し違っています。ここに眠っているのはアトランタのタイポグラフィ組合の人たち、主に新聞社などで働いた植字工たちで、小さい板状のがその人たちのお墓です。28基あるそうです。
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# by type_director | 2009-07-22 17:04 | 講演やコンファレンスの記録 | Comments(0)
TypeCon レタリング観察ツアー 1日目
アメリカのアトランタで開かれた TypeCon のなかの、レタリング観察ツアーに2日間連続で参加してきました。1日目は7月17日、アトランタはドイツより6時間遅くて、ちょうど時差ぼけとタイミングがあって朝7時15分集合でも全然問題なかった。何でこんなに早いのかというと、日中の猛暑を避けるため。実際この日の午後は、ほぼ日本の真夏状態で気温(体感)33度、湿度が高かったから正解でしょう。あと、10時半にホテルに戻って解散なので、せっかくの盛りだくさんのコンファレンスの講義を聴きたい人にも好都合な時間設定です。

この日は約15人が参加、ホテルのロビーで集合してからポール・ショーさんの案内で電車に乗って街の中心部まで行き、あれこれ見て歩きました。真ん中の、赤いシャツでバッグを二つたすき掛けにしている人がショーさん。
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やっぱり15人がぞろぞろと歩いて、街の看板を見あげてガヤガヤ言いながら写真を撮っているというのは、一般の人から見てかなりヘンなんでしょうね。
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このビルの文字を見ながら「このMってなんか狭くない?(参加者)」「Eの横棒の位置が上すぎで短いんじゃない?(別の参加者)」「これは19世紀のアール・ヌーボーの影響でそうなっているんだ。今見るとヘンだけど、当時はそういうバランスが普通だったんだね(ショー)」なんて話している途中、このオフィスにいる人が、上の窓のブラインドの隙間からこっちを見て携帯電話で「ヘンな集団」の写真を撮ってた。
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ただのマンホールに群がって写真を撮りまくる15人...
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GAP Co の G が良い味出してます。
別のマンホールに夢中になっているうちに私と他の数人は取り残され気味になる。
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そのなかにうちの社長もいましたよ。

この改装中のナイトクラブで追いつく。
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ホテルに戻るために電車に乗ります。「こういった公共交通機関のサインで Times Roman はちょっと珍しいねー」「サンセリフ体が普通だよね−」なんて話しながら。
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# by type_director | 2009-07-22 14:35 | 講演やコンファレンスの記録 | Comments(1)
小冊子プレゼントのお知らせ
アメリカのアトランタで開かれた TypeCon からきのう戻りました。

6月にこのブログで紹介した小冊子『Mr. Typo and the Lost Letters』のプレゼントのお知らせです。
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ライノタイプの日本代理店エス・ディ・ジーから連絡があって、ライノタイプ新製品ご購入の方とメールマガジン愛読者10名様に(こちらは抽選)プレゼントだそうです! 数に限りがあるのでお早めに。7月21日の時点で、メールマガジン愛読者からの応募はすでに30人だそうです。

プレゼントについての問い合わせ先やメールマガジン登録申込みは エス・ディ・ジーのウェブサイト をご覧ください。
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# by type_director | 2009-07-22 13:55 | Comments(0)
出張のお知らせ
明日7月16日から、毎年夏に北米大陸で開かれる書体デザインのコンファレンス、 TypeCon に参加のため出張します。新しい記事を書いたりコメントにお答えしたりできるのは7月22日以降になります。ご了承ください。

コンファレンスでは、私はマシュー・カーターさんらといっしょに「書体審査」という枠を受け持っていて、書体デザインを持ち寄った人にアドバイスをします。また新しい書体の発表もすることになっています。

コンファレンスのようすは、帰ってきたら載せます。お楽しみに。
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# by type_director | 2009-07-15 07:39 | Comments(0)
合字(4)
T-h 合字について、読者の o_tamon さんからの以下の質問にお答えします。
「『Th』のような普通に組むとその部分だけ字間が広がって見えてしまうのを解消する機能もあると聞いたのですが本当でしょうか?」

例は Adobe Garamond Regular です。この図の、上は合字でない Th 、下は T-h 合字です。
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OpenType 機能の「合字」を選んでおくと、f-i の組み合わせでは自動的に fi 合字になるのと同じように、T-h の組み合わせは合字になります。

これについて、実は2008年に Adobe Garamond Regular のデザイナー、ロバート・スリンバックさんにインタビューしていたんですよ。『欧文書体2』後半の記事にするためのインタビューだったんですが、インタビューの量が多かったのと内容が濃すぎたためボツにした部分です。スリンバックさんの回答のうち半分以上は削ったかな。他のインタビューも同様です。

T-h 合字について、彼は「賛否両論あった」けれども、「来たるべき時代の標準になるだろう」と言っています。たしかにアキの部分を見ればよくなったように見えますが、問題は慣れですね。今のところ、Adobe の書体以外でこの合字が入っているのは少ないと思います。

ただ、デジタル以前にもT-h 合字の試みはいくつかあって、スリンバックさんも「自分の発明ではない」とハッキリ言っています。私の知っているところで有名な書体は、ヘルマン・ツァップさんの Palatino Italic(金属活字、1948年)があります。これは当時その書体を鋳込んでいたステンペル社の見本帳で、ツァップさんからもらったものです。

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ツァップさんと私とでつくったデジタル書体 Palatino nova には、T-h 合字は入れていません。
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# by type_director | 2009-07-14 03:46 | Comments(4)