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本日、東京の六本木で開かれた授賞式に行ってきました。賞状とトロフィーです。
エントリーのときに提出した解説の文章から抜粋して、この書体ファミリーの解説とします。
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Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー)は、1970年代から30年以上の間、世界各地の空港や駅などで使用されてきた、読みやすさに特化した欧文書体Frutiger のアップデート版です。私とフルティガーさんが共同で開発した書体の1つで、2008年から2009年にかけて制作しました。
フルティガーさんは残念ながら2015年に亡くなられましたが、彼の残したこの書体のコンセプトを基盤にして、ラテンアルファベットの枠を超え、さらに発展してさまざまな言語で展開されているのが、今回受賞の対象になったNeue Frutiger World のシリーズです。もともとラテン・アルファベットの書体として開発されたNeue Frutiger ですが、自然な読みやすさを追求するというコンセプトのもと、東ヨーロッパの言語、日本語・韓国語・中国語にも対応が進みました。いずれも、現地でその言語に親しんでいるデザイナー達との共同作業の結果です。
アドリアン・フルティガーさんの思想、つまり、「文字は情報を伝えるための道具であり、その道具の形が不自然ではいけない、読む人の気持ちを最優先に」という考えを世界中のデザイナーが受け継いでいく。Neue Frutiger World は、そういう意味を持ったプロジェクトでもあるのです。
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そして、いまから10年前に始めた当ブログでも、アドリアン・フルティガーさんとベルンでこの Neue Frutigerの制作をしている時期に書いた記事があります。私がその時に考えたこと、見た風景、Neue Frutiger Condensed の特徴についての解説が収められているので、リンクします。
10月下旬に刊行される書籍『英文サインのデザイン』の共著者であり英文翻訳の専門家である田代眞理さんといっしょのトークです。
デザイナーの視点と翻訳家の視点の両方から、英文のメッセージが伝わるためのより良い方法を探ります。
場所は、東京・青山の青山ブックセンター。
時間は、2019年11月4日(月祝)13:00~15:00です。
詳細とお申し込みは こちら 。
アートディレクターの葛西薫さんといっしょに、これまで私が関わって形になったロゴ制作のプロセスについて振り返ります。
一番新しいところでは東京造形大学の新ロゴですが、サントリーや虎屋の欧文ロゴ制作時のことなどについてもたっぷり話します。
場所は、東京・青山の青山ブックセンター。
時間は、2019年10月26日(土)18:00~20:00です。
詳細とお申し込みは こちら。
chihonja さん、.. |
by type_director at 00:18 |
こんばんは。いつも楽しみ.. |
by chihonja at 22:59 |
lie さん、お久しぶり.. |
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信号可愛いですね.. |
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中国製という一つのブラン.. |
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