人気ブログランキング |
エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
<   2018年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧
青山ブックセンターでの TypeTalks で推薦した本
そして今回の出張での一般公開の講演ふたつめ。

11月17日、東京の青山ブックセンターで開かれた TypeTalks で登壇、おすすめ本を紹介してきました。

私が選んだ本と推薦のコメントを載せます。良い本はどんどん紹介しないと。

1.『手仕事の日本』柳宗悦著 岩波文庫

この本に出会ったとき、文章のわかりやすさに驚きました。基本的な民芸の精神が読んでいて頭にスッと入ってくる。民芸だけでなくデザイン全般に通ずる心構えの本です。

2.『街の公共サインを点検する:外国人にはどう見えるか』本田弘之・岩田一成・倉林秀男著 大修館書店

ちょっと笑えないレベルまできている、日本の中の外国語の公共サイン。その言語を話す外国人の目線で、おかしな点をビシビシ指摘していて気持ちいい。

3.『カリグラフィー・ブック』三戸美奈子著 誠文堂新光社

きれいな図版のおかげで、眺めているだけでちょっとうまくなったような気分になってしまう。もちろん、練習のお手本として書かれているんですが。

4.The Insects Project: Problems of Diacritic Design for Central European Languages

言語によって異なる特殊なアクセント記号。本来どこについているべきなのか、どんな形をしているべきなのか。その言語を普段使っている人たちからの提言をまとめたもの。

これはフランクフルトのブックフェアで紙媒体の本が展示されているのを見つけて、すぐ買おうと思ったのですが書籍の入手方法がわからず、調べたらなんとオンラインで全ページ見られますしダウンロード可です。こちら

e0175918_01295454.jpg

会場では、当日こんなふうに特設コーナーを設けていただきました。


by type_director | 2018-11-25 22:53 | Comments(0)
富山での講演
約4週間の日本出張からドイツにもどりました。今回もあちこち旅をしてきました。

初めて行った富山では、富山芸術大学で文字をテーマに講演してきました。

11月15日の講演当日、余裕を持って早めに新高岡駅に到着。降り立ったときに、駅名標で使われているこの欧文が Neue Frutiger だということに気づいて、講演のときの材料にと思って写真を撮りました。
e0175918_01005594.jpg
e0175918_01082340.jpg
「みなさんは私のことをご存じないかもしれないけど、北陸新幹線などで私の仕事はご覧になっているかもしれません」という話ができました。

講演の前に見学させてもらった、能作(のうさく)という鋳物工場。ガイド付きの工場見学にも申し込んで工場内部を一回り。鋳物の工場とワークショップ会場とショップが一体になったような面白い建物でした。
e0175918_00471543.jpg
e0175918_10472633.jpg
e0175918_10472647.jpg
e0175918_00471697.jpg
e0175918_00471645.jpg
このサインシステムは第51回の日本サインデザイン大賞に選ばれています。




by type_director | 2018-11-25 16:38 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
サインズシュウさんの看板書き実演!
このブログでもときどき紹介してきた大阪の看板屋さんおふたりのうち、サインズシュウさんがきょう多摩美でライブで文字書きをするということなので、Type& イベント翌日朝早くから行って元気をいただいてきました。

きのう11月3日までは晴天続きだった東京ですが、多摩美に到着した10時前ころからパラパラと雨が。まず私は、「ゲシュタルト崩壊」Tシャツを一番でゲットしました!
e0175918_21240945.jpg

雨があたると水性の塗料が流れてしまうため、ときどき作業を中断して建物の下に入れる、雨が止んだら通る人がよく見えるように前に出すなどしました。
立ち止まる人も最初はまばらだったのですが…
e0175918_21240809.jpg
e0175918_21240834.jpg
文字が増えて行くにつれてその文字の引力が人の足を立ち止まらせます。子供たちも食い入るように見てくれてました。私は頼まれもしないのに調子こいて呼び込みみたいなことやって、余計だったかもしれません。シュウさんの文字のチカラだけで、みなさん立ち止まってくれてました。
e0175918_21240892.jpg

シュウさんの twitter にもうたくさん動画上がってるー。






by type_director | 2018-11-04 21:18 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
Diotima の展示

Monotype 社が11月2日3日に行った Type& イベント、今年も大盛況でした。今回の Type& のロゴの「&」には、Diotima Classic Italic を使っています。

Type& イベントの会場で、Diotima の歴史をコンパクトに振り返る、そして未来につながるミニ展覧会をしました。

ふたつの展示台のうち一つは Diotima から Diotima Classic になる歴史の展示。ことし百歳になられていまもお元気なグドルン・ツァップ・フォン・ヘッセさんのご承諾を得て、Diotima 活字のきっかけとなった貴重な1948年のカリグラフィ作品もお借りしてきました。

e0175918_21074361.jpg

もう一つは 嘉瑞工房の高岡さんと日本のカリグラファーたちとの共作です。金属活字の組版と印刷物とが隣り合わせに展示されました。前に この記事 で書いた金属活字の購入、じつはこのためだったんです。

e0175918_21074376.jpg


高岡さんが購入した Diotima 活字を使って活版印刷で刷り、その上に日本でグドルンさんを慕うカリグラファーたちが思い思いのABCを書くというコラボレーションでした。写真右奥にある小さい塊は、このポストカードの組版。

e0175918_21073528.jpg

ひょっとして展示の一部があとで公開されるかもしれません。公開されたらこちらからもリンクしますので、お楽しみに。


この企画にあわせて、MyFonts のサイトで、その Diotima Classic と、グドルンさんの100歳を記念して今年一月にデジタルフォントとして発売された Hesse Antiqua に限り、今年11月10日まで期間限定特別に半額です。良い書体はどんどん使っていただきたいです。








by type_director | 2018-11-04 20:52 | 金属活字 | Comments(0)