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カテゴリ:公共サイン・標識・観光案内( 28 )
ヨーロッパ各地で見たピクトグラムや標識
5月から6月いっぱいまで、出張や休暇でいろんなところに行ってました。ピクトグラム関係を中心に撮っていました。同じヨーロッパでも、地域によって違うのが面白かったのです。

これはドイツのベルリン。
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荷物の運搬車の駐車スペース。周りのカオスな感じもいいぞ。
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オランダのマーストリヒト。
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荷物の運搬車の駐車スペース。
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これは究極の簡略化で、オートバイの車輪しか描かないという手法。
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ベルギーのマースメヒェレン。ここのオートバイはオランダのとは違って、描写が細かい。フロントフェンダーの上にナンバープレートらしきものがあったりして、今時見ないオートバイの形です。
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ドイツのダルムシュタット付近。ひとりの人型のすぐ先に、二人の子供の形のサイン。子供の方が新しいように見えました。
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集合場所。おもに緊急の際の避難場所と思われます。
オランダ2つ。
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これはベルギー。
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by type_director | 2019-07-08 04:24 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
富山での講演
約4週間の日本出張からドイツにもどりました。今回もあちこち旅をしてきました。

初めて行った富山では、富山芸術大学で文字をテーマに講演してきました。

11月15日の講演当日、余裕を持って早めに新高岡駅に到着。降り立ったときに、駅名標で使われているこの欧文が Neue Frutiger だということに気づいて、講演のときの材料にと思って写真を撮りました。
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「みなさんは私のことをご存じないかもしれないけど、北陸新幹線などで私の仕事はご覧になっているかもしれません」という話ができました。

講演の前に見学させてもらった、能作(のうさく)という鋳物工場。ガイド付きの工場見学にも申し込んで工場内部を一回り。鋳物の工場とワークショップ会場とショップが一体になったような面白い建物でした。
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このサインシステムは第51回の日本サインデザイン大賞に選ばれています。




by type_director | 2018-11-25 16:38 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
サインズシュウさんの看板書き実演!
このブログでもときどき紹介してきた大阪の看板屋さんおふたりのうち、サインズシュウさんがきょう多摩美でライブで文字書きをするということなので、Type& イベント翌日朝早くから行って元気をいただいてきました。

きのう11月3日までは晴天続きだった東京ですが、多摩美に到着した10時前ころからパラパラと雨が。まず私は、「ゲシュタルト崩壊」Tシャツを一番でゲットしました!
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雨があたると水性の塗料が流れてしまうため、ときどき作業を中断して建物の下に入れる、雨が止んだら通る人がよく見えるように前に出すなどしました。
立ち止まる人も最初はまばらだったのですが…
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文字が増えて行くにつれてその文字の引力が人の足を立ち止まらせます。子供たちも食い入るように見てくれてました。私は頼まれもしないのに調子こいて呼び込みみたいなことやって、余計だったかもしれません。シュウさんの文字のチカラだけで、みなさん立ち止まってくれてました。
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シュウさんの twitter にもうたくさん動画上がってるー。






by type_director | 2018-11-04 21:18 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
廃線跡の立ち入り禁止看板
長男の周平が Google Maps を眺めていて、普通の線路から不自然に分岐している、いまは使われていない線路らしいものを発見した。

だいぶ前に見た資料に、第二次大戦中に武器庫につながる線があった場所だと書いてあった、ということで行って見た森の中。途中まで車で行った。かろうじて車は通れるけど、かなり森の奥。

フェンスの中に鉄条網が張られていてかなり危ない感じが。
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鉄条網の形が日本で見慣れたのと違う。

線路、ありました。
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この「立ち入り禁止」サインの絵柄、なんかつい最近見たような。
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私が尊敬して止まない看板屋さん二人のうちのひとりサインズシュウさんの Twitter 記事、10月1日の「危い」の看板と構図がおんなじだ。

(ちなみに、このサインズシュウさんの Twitter のタイトル部分、看板屋さんたちの後ろで明るいグレーのセーター着てマイクを持って解説しているのは私です。台湾の誠品書店でのイベントの一コマです。)







by type_director | 2018-10-09 21:50 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
また城下町 Runkel の文字
9月中旬から日本に出張に行っていて、きのう夕方にドイツに戻りました。昨年10月に記事を書いた Runkel という城下町に、また行ってきました。

これはお城の正門。日本は台風のニュースが大きく取り上げられていますが、ドイツは快晴の日曜で、秋の日差しがまぶしかった。
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昨年10月の記事、「Runkel の文字(1)」と「Runkel の文字(2)」は城とその周りの文字でしたが、そのときには歩きまわらなかったほうの建物に面白いサンセリフ体があります。線路脇のこの建物。
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壁に「ALTDEUTSCHE BIER- U. WEINSTUBE」(古のドイツのビールとワイン酒場)と書かれていて、文字はかまぼこ状に盛り上がっています。
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Cが良い味出しているだけでなく、スペーシングにもなかなか苦心している気がします。Sが少し右に傾いているのは、少しでもT−S間を埋めたかったからじゃないか、と考えてしまいます。Sが左に傾くのは倒れそうに見えて違和感があるけど、右に傾くのは気にならないんです。






by type_director | 2018-09-30 18:39 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(2)
香港独特の看板文字
香港での話題がもう一つ。
香港の独特の看板の文字スタイル、「北魏(ベイウェイ)楷書」というスタイルの文字を見に、市場の建ち並ぶ地区に行きました。二階建ての市電に乗っていきます。
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だんだん高層ビルが少なくなって、市場らしい街区になってきました。ここで市電を降ります。
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これが北魏楷書だ。ハネの部分に妙な力があって、すっと一直線に上がらずグイッとひねってから上がる。











by type_director | 2017-11-27 07:01 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
香港国際空港のサイン

出張で行っていた中国から東京に昨夜もどりました。

経由した香港国際空港のサインが新しくなっていました。

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中国語が角ゴシック体、英語の情報が Univers です。やや透明感のある青の色は明るめで、文字情報も字間がゆったりです。この空港の前のサインを知っているので、それと比べてわかりやすいなと感じました。


下2枚は、2011年に撮った写真です。中国語は明朝体、英語は Avenir でした。今のと比較してみると、字が細すぎて字間や行間がギチギチに詰まっていて読みにくいし、色も前のは濁った感じでした。

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by type_director | 2017-11-16 21:14 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
文字と社会との関わりを考える言葉ふたつ

日本からの更新です。

鳥肌が立つ瞬間、というのがあるんだな。きょう、まさにそういう経験をしました。

Monotype 社の二日間連続のイベント「Type&(タイプアンド)」一日目の本日行われた児山啓一氏のトークでは、日本を初め世界の空港や鉄道の駅のサイン表示などのスライドを丁寧な解説付きでご紹介いただきました。

最後に、ロンドン地下鉄書体の例で締めくくるとき、児山氏が用意した最後のスライドが、 Frank Pick の言葉でした。ロンドン地下鉄書体を工芸家の Edward Johnston に発注するなど、今のロンドンの街の声をつくる動きを起こした彼の言葉がこれです。児山氏のスライドにあった文章をそのまま載せます。


‘The quality of our surroundings contributes decisively to our quality of life.’

「周囲の環境の質は自分たちの生活の質に大きく関わってくる」

–– Frank Pick


さて、私は先週11月3日に京都で J-LAF (ジャパン・レターアーツ・フォーラム)主催のシンポジウムに登壇して、著名なカリグラファーであり『The Golden Thread』の著者 Ewan Clayton 氏と「カリグラフィーとタイプデザインと看板の文字に境界線はあるか?」というテーマで対談していました。

そこで私が話したときのスライドで引用したのは、やはりイギリスの工芸家であり公共サインの文字について提案もした Percy Delf Smith の1945年の著書『Civic and Memorial Lettering』にある、この言葉です。


‘Lettering should be an interest of the community as a whole, since all must use it and all therefore gain benefit from its well-doing.’

「レタリングは社会全体の中でもっと関心の対象となるべきだ。みんながそれを使うのだし、良いレタリングからはみんなが恩恵を受けるからだ」

–– Percy Delf Smith

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児山氏が締めくくりに選ばれた言葉と、ほぼ同じことを言っている! 私もこの言葉で自分のトークを締めくくっていたので、あまりの偶然に驚き感激で全身に鳥肌が立ったわけです。

ちなみに、11月3日のシンポジウムでは、トークの30分前に私が会場入りして、私の持ってきたスライドの内容について話をして Percy Delf Smith の本についてちょっと話すと言ったら、開始直前なのに Ewan がご自分の用意していたスライドを一部変更して私の話につながる流れをつくってくれました。博識なのにちっとも偉そうにしていない。


さて、京都でのシンポジウムのテーマ「カリグラフィーとタイプデザインと看板の文字に境界線はあるか?」に対する答えは、 Ewan Clayton 氏も私も「無い!」で一致していて、カリグラフィーのシンポジウムにもかかわらず街の看板や公共サインを見せながら話をしました。

この一週間で、京都で Ewan Clayton 氏と、東京で児山氏と、こんなすごい方々と一緒のステージに上がらせてもらい、図らずも両方のトークが同じ部分に着地したわけです。


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ちょっとおまけですが、その Percy Delf Smith のこのページ右下のような少しセリフのついた文字は、もともとはロンドン交通局本部用につくられてロンドン地下鉄のごく一部でも使われたようで、今でも Arnos Grove 駅と Sudbury Town 駅に残っているそうです。








by type_director | 2017-11-10 23:45 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
地名が5つある場所
フランクフルトの真ん中に、地名の表示板が5つ立っている場所があります。
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地名の変遷を示しているわけで、ナチスによるユダヤ人迫害などによって改名された歴史をそのままさらけ出すという、じつにまっとうな考え方が反映されています。

一番西側にある名前 Judenmarkt は、直訳すれば「ユダヤ市場」という意味で、フランクフルトに15世紀半ばから18世紀末まであったユダヤ人ゲットー(隔離居住区)の名残です。
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同じ場所が、1886年に Börneplatz と名付けられます。このゲットーで1786年に生まれてのちにジャーナリスト・批評家となったユダヤ人、ルートヴィヒ・ベルネ(Ludwig Börne)の名を取って彼の生誕百年の年につけられました。

1930年代に入ってナチスが台頭したドイツでは、ユダヤ人の名前に由来している Börneplatz という地名をやめて、近くにキリスト教の聖ドミニコ修道院があることから聖ドミニコの名を取って1935年に Dominikanerplatz と改名されます。その後、1938年11月9日のいわゆる「水晶の夜」にはこの場所にあったシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)が破壊されています。迫害などにより、フランクフルト出身のユダヤ人11000人以上が大戦中に命を落としました。
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戦後もずっとその地名が使われ続けていましたが、1978年にフランクフルトの歴史家によって再び Börneplatz と改名され、1990年からは現在の道路名 Neuer Börneplatz (新 Börneplatz)となっています。

現在ここにある立方体状のモニュメントは、昔のユダヤ人ゲットーの礎石を集めてつくられたものです。
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こんなふうに、なにも知らずに通りかかるだけでも「なんで地名が5つ?」と立ち止まる。由来を調べてみたくなる。そして、ドイツが過去に犯した大きな誤ちのことがわかる。

歴史を風化させず、間違った部分も含めてさらけ出すという姿勢です。背筋が伸びる思いです。




by type_director | 2017-10-21 07:06 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
フランクフルト Lokalbahnhof 駅舎の標識

二週間ちょっと日本に行っていて、ドイツに戻りました。用があってフランクフルトに行ったついでに、ぐるっと一回り。

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道路の入り組んだところにある三角の島状の歩道にある、歩行者用信号の支柱に取り付けられたこれは案内標識? 

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三方どこから見てもブラックレターで Lokalbahnhof と書いてあります。つまりこの近くの Lokalbahnhof 駅舎のことを指しているわけで、3文字目は、ブラックレター独特の形の k です。

ここは道路名で言うと Textorstraße が二股に分かれた部分と Darmstädter Landstraße に挟まれている場所なので、道路名ではないわけだ。

こんな標識とも道路名とも言えないのは珍しい。上の方にはスーパーマーケットや店の看板も取り付けられているのも、フランクフルトのマイン川の南岸っぽい。






by type_director | 2017-10-17 14:14 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)