休暇をとって、ドイツ東部のテューリンゲン州の町ワイマールに行ってきました。


町のあちこちに、変わった形のブロックが置かれています。



このキャンペーンを展開しているのは、日本語にすると堅苦しそうな名前の「ワイマール古典財団」ですが、グラフィックは斬新です。キャンペーンのテーマは「Sprache」=言語または言葉。ここがゲーテやシラーにゆかりの深い町で、住んでいた家も残されていることからでしょう。



パンフレットにはワイマールの簡単な文化の紹介、見どころ、催し物などの情報が収められています。
町の中心部の広場前のバナー。くすんだ黄色っぽい壁の家はゲーテの住んでいた家。

それにしても、何でこの書体?

独特の字形の R が特徴のこの書体は、Walbaum(ワルバウムまたはバルバウム)。1800年頃に活字書体として作られた、いわゆる「モダン・ローマン」というカテゴリーに分けられる書体で、同じモダン・ローマン体の Bodoni や Didot と同様によく使われます。
たまたま町の観光案内所で知った、町の中心部の小路にある小さな印刷博物館に行ってその辺のことをきいてみたら、その活字を作った Justus Erich Walbaum (1768–1837)がこの町で鋳造所を開いていたのだそうで、町全体にその偉業が浸透しているような気がしました。
Walbaum は、最近 Monotype から大幅にバリエーションを拡張したシリーズも出ています。こちら 。