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スラッシュ

いまドイツで呼びかけられている Covid-19 感染予防策で「2G」は「geimpft(すでにワクチン2回接種済みの人)または genesen(感染症回復者)」であることが証明できる人で、食料品など生活必需品以外の買い物の時はその規制が適用されます。飲食店の店内で食事する場合などは「2Gプラス」で、それは2Gであるうえに事前に検査して陰性の証明ができる人という意味です。

元日、テレビでウイーン交響楽団の新年コンサートを観ていました。コンサートの途中に写る観客はすべてマスクをしています。

ときどき画面に下のような字幕が出ました。字幕の意味は、参加者と観客のすべてがワクチン2回接種済みまたは回復者でしかも検査済みの「2Gプラス」であるということです。ここでの「geimpft/genesen」のスラッシュは、「または」の意味。

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コンサートのあと続けてテレビを見ていたら、スキージャンプの大会でガルミッシュパルテンキルヒェンからの中継に切り替わり、それも続けて観ました。

きょうのドイツの新聞の冬季スポーツの記事では、「2021/2022」と書いてあります。

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ここでもしダーシ(ダッシュ)を使って「2021–2022」としたら「2021年から2022年にかけて」のまるまる2年間の期間という意味になってしまうところ、「2021/2022」とすることで、「2021年の最後の期間から2022年初めの期間にかけて」という意味になります。冬季スポーツの場合に便利です。

このスラッシュは年をまたぐものなら冬季スポーツ以外でも使われます。前の記事で書いた DIN 5008 準拠の手紙の書き方 にも、「2022/2023」として年をまたいだ秋冬のカタログのことを示す例がありました。

スキージャンプの大会で優勝した小林選手のおかげで、それまでドイツの人には発音がむずかしかった Kobayashi という名前も知られてきているようです。少し前、地方公務員をしている長男が仕事の電話で名前を告げた時、相手から冗談で「君はスキージャンプ会場にいるんじゃないのか」と言われたそうです。


by type_director | 2022-01-02 06:36 | 欧文組版のマナー実例 | Comments(0)