ダブリンのコンファレンスで、フォントデザインのワークショップをしてきました。
ワークショップとか講演とかって、自分の出番まではいろんな心配もある。誰も来なかったらどうしようなんて思っちゃって、今回は一時間前に会場に到着。会場の Dublin Institute of Technology です。


マックがちゃんと動くか、ソフトウェアがインストールされているかなんてチェックしてスタンバイしてました。
時間になったら、参加者は約10人。ちょうど良い人数でした。デンマーク、ロシア、エストニアの人も。この3人はフォントのデザイナーとして自分でもフォントをつくって発表したりしている人たち。あとは初めてフォントをつくろうという学生さん。
最後まで残った2人のワークショップ参加者の希望で予定を1時間半延長して、彼らの制作中のフォントの改良を徹底的にやりました。
その参加者に翌日声をかけられて、「今日までのコンファレンスの中で、あのワークショップが一番良かったよ!」と言ってくれました。こういう反応があると、やっぱりうれしい。いろいろ心配したけど、やってよかったなって思う。
他にも面白いことはたくさんありました。今回、日本からの参加が予想以上に多くて嬉しかった。日本語のしくみや日本語のフォントについての講演が3つもあるなんて、これまでの ATypI コンファレンスには無かったことだよ!って隣にいたジャンフランソワ・ポルシェに熱く語っちゃいました。
日本からの講演者が、日本語フォントを取り巻く状況とか最近の傾向について話したので、それを聴き終わって、私からも質問をしました。ダブリンの会場で、日本からの人たちが日本語フォントについて英語で意見の交換をしているという状態です。日本のフォントメーカーの人にもぜひ見ていただきたいし、ぜひ語ってほしいですねー。
ちなみに、意見交換はケンカと違います。こういうコンファレンスでは、みんないろんな意見を持っているのが前提、ってことで話をするので、講演の途中でも、分からないことがあれば手を挙げて質問する人とかいますよ。そういうのは失礼でも何でもなくて、本当に興味があって、知りたいと思っているから。
その意見交換の後に、講演者と立ち話をして、さらに食事をしに行って楽しく話をしました。お互いの考えていることが良く分かりました。
コンファレンスに行くと、ただ黙って聴いているだけでなくて、講演者とそういう会話が楽しめるのもいいんですよね。そう、みんな「会話を楽しみにきている」といってもいいくらいです。