二つ前の記事では「元の金属活字に忠実な」というテーマで書きました。
4月10日、大阪で行われたモリサワフォーラムで、世界的な書体デザイナーのマシュー・カーターさんがそれに近いテーマの話をされたそうです。その内容が Ustream で見られます。
マシュー・カーター氏の講演「タイプ・リバイバルのダイナミズム」、シマダタモツ氏とカーター氏の対談(あわせて約1時間40分)は
こちら。
カーター氏の講演は、雑誌『Newsweek』用に制作した書体など、読むサイズによって文字のデザインを変えている例が出てきて、そのデザインを比較しているスライドがいいです。リバイバルの意味についてカーターさんが語るところも必聴です(56分ごろから)。後半の対談ではシマダさんがみょうに緊張気味です。
カーター氏、浅葉氏、葛西氏のトークセッション「僕たちが文字に魅了されるワケ」(約1時間40分)は
こちら。最初の浅葉さんのパフォーマンスがおもしろい。葛西さんの話も。このお二人が出ると、トークショウがいきいきしてきます。
司会進行役の宮崎氏の「紙以外のメディアが多くなってきて、文字は変わっていくのでしょうか」という質問に対してのカーターさんの回答(1時間26分ごろから)もいいですね。
情報を提供してくれたのは、「デザインの現場」姉妹ブログ
「これ、誰がデザインしたの?」の宮後さんです。