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新潟で見た「注意」の標識

イースター休暇で家族みんなで日本旅行の最中です。私は新潟にいって、ほぼ毎年開催しているお話会をしてきました。

昨年タイミングが合わず開けなかったため、今年は早い時期での開催となりました。会場の北書店には、夜8時の話会の開始1時間前に到着して、店長の佐藤さんに「こういう本を探してるんだけど…」と相談したら、いまは古本でしか手に入らないようなものまで集めてくれて、合計で10冊くらい購入。

話会は、毎度のメンバーも新しい顔ぶれも混じって、デザイナーでない人が半分くらいいる。毎回そうですが、私が一方的にしゃべるのでなくいきなり質問だけの話会。全然デザインに関係のない参加者からも、デザイナーからも、すごく良い質問が出るんです。毎回どんな話になるのかまったくわからない状態で行くわけですが、今年も面白かった。終わったのが夜中を回っていました。私の方でも情報をたくさんもらいました。

翌日は、参加者からいただいた情報をもとに、カメラを持って市内の沼垂(ぬったり)四つ角へ。目的は、この角にもう数十年は置いてあると思われる手作り感のある「注意」の標識。

えっ、ここか!というようなところに置いてあった。

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上がアーケードなので薄暗くなって気づかなかったと思うんだけど、高校の時、何百回とここをバスで通り過ぎているはずだし、歩いて脇を通ったこともあるのに。

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しっかりとした楷書体で書いてある。反対側に回ると、右側には「徐行」の字が見える。

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この標識はたぶん、信号のなかった時代に交差点の真ん中に置いて使ったんでしょう。新潟に来る前に見ていた、昔の古町のこの写真みたいに。古町のは移動が簡単なように台車がついてる。両方に共通するのは、楷書体で書かれていたという点。古町のは「STOP」さえもが楷書体っぽい。

そういえば、昔の標識の資料で、楷書体を使った図を見たことがある。こういう標識というのは、丸ゴシックに統一される前は楷書体で書かれるのが普通だったのかもしれない。




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# by type_director | 2017-04-09 15:11 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)
コッホの戦争体験手記
古書で、ルドルフ・コッホの『擲弾(てきだん)兵の戦争体験』を手に入れました。
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今からちょうど百年前、1917年の3月下旬にはコッホはフランスの Sainte-Marie-à-Py という町で地下3メートルのところにケーブルを敷設する作業をしていたと書いてます。

寒気が薄い壁から部屋に入り込む。三年間鳴り止まない砲声、妻子から遠く離れて…と寂しさを綴った言葉が続きます。
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Sainte-Marie-à-Py がどういう町だったのか見てみたくなって探してみると戦時中の写真が出てきました。これこれ では建物が破壊された状態の第一次大戦中の町が見えます。コッホと同じ風景を見ているような気になりました。

そのコッホの家庭の様子が切り絵になって収められた小冊子があります。
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コッホが戦争にかり出されるのは1915年の8月。切り絵の中には「1915」と入ったものが数点あるので、彼が戦争に行く前の家族の様子なんでしょう。居間での一家団欒。
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末っ子の誕生日。この瞬間のみんなの仕草が、文字通り「切り取られて」美しく残っています。
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コッホは、こんな家族を残して戦地に赴いたわけですね。

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# by type_director | 2017-04-02 04:02 | Comments(0)
TypeTalks分科会『欧文組版のABC』第7期「基礎から応用まで」

自信を持って欧文を扱える考え方を学ぶ人気の講座、第7期の募集が始まりました。講師は高岡昌生さん。

紹介の言葉から引用します。

「グラフィックデザイナーさんが対象ですが、最近関心を持つ方が増えて来たWebデザイナーさんも歓迎です。専門教育を受けていなくても、経験が浅くても大丈夫です。

詳細とお申し込み方法はこちら





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# by type_director | 2017-03-30 12:29 | Comments(0)
グドルン・ツァップさんの展覧会
金曜日に、グドルン・ツァップさんのお宅におじゃましてきました。この時期はご自宅のお庭が花でいっぱいになっているのを知っていたので、花束を持たずに行き、その代わりに石けんとシャンプー類のトラベルセットを差し上げました。いまグドルンさんの中庭には水仙が咲き、居間の前の広い庭には桜がちょうど満開になっています。
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旅先でグドルンさんの書体を見つけたときは写真を撮ってプリントアウトして持って行くことにしていて、2月に日本に出張に行ったときに書体の使用例で新しいのが見つからなかったのですが、宿泊したホテルでこのシャンプー類が置いてありました。ドイツに戻ってから注文して、プレゼントしようと思って訪問したわけです。ロゴの書体はここでも何回か紹介している Diotima(ディオティマ)です。

差し上げたのと同じ石けんを自分でも使ってみました。とてもやさしい香りです。
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今年初めにおじゃましたときから準備されていた展覧会の準備も全部すんだということなので、桜を眺めながら落ち着いてお茶とケーキを3ついただいて、あとオープニングの招待状もいただきました。
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グドルン・ツァップさんの展覧会は、フランクフルトのゲーテハウス(ゲーテ博物館)でおこなわれます。3月31日から6月11日まで、グドルンさんのカリグラフィ作品と装丁の作品が一般公開されます。

ブックバインダーとしても一流の彼女の見事な装丁の本が実物で間近に見られるのは実に貴重です。カリグラフィ作品でも、連作の『Die Schöpfung(創世記)』が壁にずらりと飾られるということなので、この時期にフランクフルトを訪れる予定のある方はぜひ。

開館時間は月曜から土曜までは10時から18時、日曜祭日は10時から17時30分です。






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# by type_director | 2017-03-26 15:45 | お知らせ | Comments(0)
機内安全マニュアル

こないだの日本出張で乗った、フランクフルト・東京間のルフトハンザ航空の機内にあった安全マニュアル。

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最初に見たときの印象は「文字情報少ないな」でした。言語はドイツ語と英語だけ、そのかわりイラストが多い。ここ最近、日本に行くときはずっと日本の航空会社を使っていて、久しぶりのルフトハンザだったので新鮮でした。


これは2013年頃ヨーロッパ内の移動のときのもの。

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これが「あなたの安全のために」の情報であることが14カ国語で綴られていました。日本語・中国語・アラビア語の文字のデザインはちょっと「不慣れ」感がありました。







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# by type_director | 2017-03-23 02:32 | Comments(0)