エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
コッホの戦争体験手記
古書で、ルドルフ・コッホの『擲弾(てきだん)兵の戦争体験』を手に入れました。
e0175918_04033824.jpg
今からちょうど百年前、1917年の3月下旬にはコッホはフランスの Sainte-Marie-à-Py という町で地下3メートルのところにケーブルを敷設する作業をしていたと書いてます。

寒気が薄い壁から部屋に入り込む。三年間鳴り止まない砲声、妻子から遠く離れて…と寂しさを綴った言葉が続きます。
e0175918_04043318.jpg

Sainte-Marie-à-Py がどういう町だったのか見てみたくなって探してみると戦時中の写真が出てきました。これこれ では建物が破壊された状態の第一次大戦中の町が見えます。コッホと同じ風景を見ているような気になりました。

そのコッホの家庭の様子が切り絵になって収められた小冊子があります。
e0175918_04452427.jpg
コッホが戦争にかり出されるのは1915年の8月。切り絵の中には「1915」と入ったものが数点あるので、彼が戦争に行く前の家族の様子なんでしょう。居間での一家団欒。
e0175918_04460175.jpg
末っ子の誕生日。この瞬間のみんなの仕草が、文字通り「切り取られて」美しく残っています。
e0175918_04454824.jpg
コッホは、こんな家族を残して戦地に赴いたわけですね。

[PR]
# by type_director | 2017-04-02 04:02 | Comments(0)
TypeTalks分科会『欧文組版のABC』第7期「基礎から応用まで」

自信を持って欧文を扱える考え方を学ぶ人気の講座、第7期の募集が始まりました。講師は高岡昌生さん。

紹介の言葉から引用します。

「グラフィックデザイナーさんが対象ですが、最近関心を持つ方が増えて来たWebデザイナーさんも歓迎です。専門教育を受けていなくても、経験が浅くても大丈夫です。

詳細とお申し込み方法はこちら





[PR]
# by type_director | 2017-03-30 12:29 | Comments(0)
グドルン・ツァップさんの展覧会
金曜日に、グドルン・ツァップさんのお宅におじゃましてきました。この時期はご自宅のお庭が花でいっぱいになっているのを知っていたので、花束を持たずに行き、その代わりに石けんとシャンプー類のトラベルセットを差し上げました。いまグドルンさんの中庭には水仙が咲き、居間の前の広い庭には桜がちょうど満開になっています。
e0175918_23230917.jpg


旅先でグドルンさんの書体を見つけたときは写真を撮ってプリントアウトして持って行くことにしていて、2月に日本に出張に行ったときに書体の使用例で新しいのが見つからなかったのですが、宿泊したホテルでこのシャンプー類が置いてありました。ドイツに戻ってから注文して、プレゼントしようと思って訪問したわけです。ロゴの書体はここでも何回か紹介している Diotima(ディオティマ)です。

差し上げたのと同じ石けんを自分でも使ってみました。とてもやさしい香りです。
e0175918_23150778.jpg

今年初めにおじゃましたときから準備されていた展覧会の準備も全部すんだということなので、桜を眺めながら落ち着いてお茶とケーキを3ついただいて、あとオープニングの招待状もいただきました。
e0175918_23122237.jpg
グドルン・ツァップさんの展覧会は、フランクフルトのゲーテハウス(ゲーテ博物館)でおこなわれます。3月31日から6月11日まで、グドルンさんのカリグラフィ作品と装丁の作品が一般公開されます。

ブックバインダーとしても一流の彼女の見事な装丁の本が実物で間近に見られるのは実に貴重です。カリグラフィ作品でも、連作の『Die Schöpfung(創世記)』が壁にずらりと飾られるということなので、この時期にフランクフルトを訪れる予定のある方はぜひ。

開館時間は月曜から土曜までは10時から18時、日曜祭日は10時から17時30分です。






[PR]
# by type_director | 2017-03-26 15:45 | お知らせ | Comments(0)
機内安全マニュアル

こないだの日本出張で乗った、フランクフルト・東京間のルフトハンザ航空の機内にあった安全マニュアル。

e0175918_02364298.jpg

最初に見たときの印象は「文字情報少ないな」でした。言語はドイツ語と英語だけ、そのかわりイラストが多い。ここ最近、日本に行くときはずっと日本の航空会社を使っていて、久しぶりのルフトハンザだったので新鮮でした。


これは2013年頃ヨーロッパ内の移動のときのもの。

e0175918_02365636.jpg

これが「あなたの安全のために」の情報であることが14カ国語で綴られていました。日本語・中国語・アラビア語の文字のデザインはちょっと「不慣れ」感がありました。







[PR]
# by type_director | 2017-03-23 02:32 | Comments(0)
公共サインについて感じること(4)ドイツと日本の「止まれ」標識

私が日本出張からドイツに戻った3月1日、良いタイミングで長男が学校の図書館で廃棄処分になったこの「私たちと道路交通」というタイトルの本(1965年)をもらってきました。

e0175918_03303472.jpg


e0175918_03353940.jpg


昔はドイツでも「止まれ」はドイツ語で HALT と書かれていました。標識の形は逆三角形。日本とドイツ、逆三角形でつながっていた。

e0175918_03315106.jpg


私の本『まちモジ』でも書いたように、昔は日本の「止まれ」標識の形は八角形で、「STOP」の文字も日本語の下に書かれていました。昭和38年(1963年)に逆三角形の形に変更になったのは、ドイツで採用されていたこの形の方が視認性が高いと判断されたからということです。

それで、週末は長男といっしょに、この本やウェブでドイツの「止まれ」の標識のことを調べていました。

ドイツの「止まれ」標識。昔のものから現在のものまで。

各国の「止まれ」標識

1968年の Wiener Übereinkommen über Straßenverkehrszeichen (道路標識および信号に関するウィーン条約)で、「止まれ」標識は赤の八角形(B2a)ともう一つの案(B2b)が採択されて、西ドイツでは1971年3月1日に、B2a 案である赤の八角形の「STOP」つまり現在の形になっています。






[PR]
# by type_director | 2017-03-07 19:12 | 公共サイン・標識・観光案内 | Comments(0)