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フォントをつくるうえで必要なお約束などが書いてある本
フォントをつくるうえで必要なお約束などが書いてある本を紹介してほしいという内容の投稿をいただいたので、良いのがあるかちょっと考えてみました。

デザイン的な部分でのお約束、というふうに受け取りました。ソフトウェアの操作方法についてならばチュートリアルをご覧ください。

紙媒体で、たぶん一番手に入りやすくて、詳しくて、というふうに絞っていくと、単行本の書籍で思いつくものはありませんが、私が毎号記事を連載している日本の雑誌『Typography』だと思います。日本語で読めるのもちょっとお得かと。
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『Typography』の第1号は特集「フォントをつくろう!」ですし、2号の特集「ロゴをつくろう!」にもいろいろなコツが載っています。日本語の文字やロゴについての記事も、私以外の超エキスパートが執筆されているので、さらにお役立ち感があります。
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私が担当する連載記事では、1号から6号まで「欧文書体のつくりかた」、7号からは「文字の裏ワザ」という記事を書いています。いまざっと見返したら、自画自賛といわれそうですが、やっぱりちょっと自信がある。けっこう毎回、どうやったら伝わるか考え抜いて書いて、図もできるだけわかりやすいのをつくって添えているつもりです。こないだ、9号に載せてもらう「文字の裏ワザ」連載3回目を書き終わって、いやーけっこう細かいところまで書いたなー、と思ったところに、このご質問をいただいたので。

だいたい「欧文書体のつくりかた」の一回目が、幾何学的・工業的・ヒューマニスティックの3種類のサンセリフ体をつくりわけるとか、他では見たことないです。「文字の裏ワザ」では、カーブの自然な出し方とかポイントの置き方まで図で示しているのでわかりやすいと思います。
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途中の号から手に取る読者のことも考えているので、全号通して見ると繰り返し出てくる内容がありますが、ほんとうに大事なことだから繰り返して読んで損はないです。

もしお持ちでなければ、ぜひバックナンバーを入手してください。

現在8号まで出ています。9号が発売になるときは、このブログでも告知します!
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by type_director | 2016-02-27 17:15 | 文字のしくみ | Comments(2)
TypeTalks 第34回は「初公開! 岩波書店の組版ルール 書籍組版は『いい加減』がいい加減!?」
創業以来100年以上にわたり、文庫・新書・学術書など、さまざま本を世に送り出してきた岩波書店の組版ルールを大公開です。本文や見出しの組み方、行頭・行末の処理や記号の組み方などが意外とゆるいらしい。どうゆるいのか気になる!

2016年3月26日(土)18:00時から、東京青山の青山ブックセンターで。
詳細とお申し込みは こちら
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by type_director | 2016-02-26 12:17 | お知らせ | Comments(0)
レポートの使用書体とサイズ
こないだ、ドイツのギムナジウムに通う次男が書いたドイツ語のレポートをチェックしていました。文法などのチェックは長男がやってくれるので、私は、単語の間のスペースがひとつ多い箇所を指摘しただけでした。
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提出するレポートの使用書体とサイズについては、規則があります。Times New Roman で12ポイント、または Arial で11ポイント。別のギムナジウムに通う長男もそう言っているので、教育関係の共通の決まりなのかも。

その規則については前にも聞いたことがあったけど、実際に Times New Roman 12ポイントと Arial 11ポイントで同じ文を組んで比べてみようと思ったことがなかったので、やってみました。

そうしたら、文章の量はだいたい同じ。決めた人からすれば、それによってレポートの量の目安にするわけだから「だいたい同じで当然」ということなのかもしれないけど、けっこう新鮮な驚き。

   英語
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   ドイツ語
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日本だと、文章の量を表すのに原稿用紙何枚分、という言い方がありましたが、いまはどうなっているのかな?
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by type_director | 2016-02-16 16:06 | Comments(4)
成田空港第3ターミナルと Neue Frutiger
先月の日本出張のときに、日本サインデザイン協会のかたがたといっしょに、成田空港第3ターミナル見学会に参加してきました。NAA(成田空港株式会社)のかたの付き添いと説明付きでした。
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陸上競技のトラックに見立てたコースのような線が引いてあり、出発に向かうコースは青、到着はトラックの赤茶色と分けてあります。これは第3ターミナルへ向かう通路。あと何メートルと書いてあるのは親切。
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数百メートル歩いて、ターミナル3に到着。
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中はこんなふうです。
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空港全体で、英文と数字には Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー)が使われています。アドリアン・フルティガーさんのベルンのご自宅で、フルティガーさんと打ち合わせしながら改刻作業を始めたのが今からだいたい6年前。こんなふうに使ってもらえてうれしいです。
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by type_director | 2016-02-08 05:19 | 公共サイン・標識 | Comments(0)