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中黒(なかぐろ)
リーダー罫の話を少し前に書きました。日本で言う中黒、つまり、上下中心に来るピリオドくらいの大きさの点(・)は、ヨーロッパでリーダー罫として使うことはほとんどないみたいです。

では、中黒はまったく使わないかというと、時々見ます。こないだ使った写真の下の方にも写ってました。
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この場合、同じ行に大文字のみの単語がいくつか並んでいます。ここでの中黒の役割は、ある単語のグループと他の単語のグループとは別のものだという区別をはっきりつけるためです。

これも同じ。
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あと、イギリスでは時々見る、小数点の役割の中黒。書籍の定価です。
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ドイツの薬のパッケージ。これはハイフンでも代用できる気がする。
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by type_director | 2013-03-29 05:31 | Comments(0)
やわらかい輪郭
ドイツは、先週まで雪が積もってました。今朝の気温はマイナス5度。週末に雪の予報も出ています。

雪が降ると、ゴツゴツした輪郭や線の交差部の鋭いところがやわらかくなって好きです。
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工事現場のフェンスも、
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道路工事用の機械も。
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うちの近所の、古代ローマ人の住居跡の石垣も。
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by type_director | 2013-03-22 12:34 | Comments(0)
リーダー罫(2)
更新の時間があいていて、その間にリーダー罫についての質問がいくつか来ていました。けっこう皆さん悩んでいるみたいです。

手元の資料をざっと見たところ、やっぱり上下中心の位置に来るような「……」の例はなかったけど、ピリオドの位置(視覚的にベースラインと揃う)に来るものはたくさんありました。

見た方が速いから、新旧の書体見本やカタログの目次で比べましょう。

たぶん1900年前後(発行年不明)の Miller & Richard 社の活字見本・印刷機材カタログから。
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たぶん1937年ころ(発行年不明)の Bauer 社活字の見本帳から。
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そして、2010年のライノタイプ社のデジタルフォント見本帳。
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by type_director | 2013-03-22 12:12 | Comments(2)
リーダー罫
きょう東京・青山で開催された TypeTalks(タイプトークス)、テーマは「InDesign で欧文組版2」でした。前にやって好評な内容だったので、2回目です。今回も濃い内容で、参加者から良い質問も出て盛り上がりました。私もスカイプで参加しましたが、毎回、ただ顔を出して短いツッコミを入れるだけでなく、私自身も勉強になってます。

きょうの会は、後半、高岡昌生さんから面白い話がありました。

目次で項目とページ数の間を結びつけるときに、日本では、欧文の組版なのに、いわゆるリーダー罫(……)を、上下中心の中黒(・)の位置にするのが多い、という話を聞いて、それにはまったく気づいていなかったのでちょっとした驚きでした。

ピリオドに揃えるのが当たり前だと思っていたので、上下中心というのは考えていなかった。私はこれまで本などで、マヌケ引用符については気をつけましょう、とか繰り返し言っていた割には、そこはまったく気にしていませんでした。目が行き届いていなかった。

うちにある新聞の1面の下にも目次があって、リーダー罫でつないでいます。ピリオドの位置です。これが普通です。
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もちろん、昌生さんもおっしゃっていましたが、リーダー罫を使わない場合も多いです。
私の子供の持っている本の目次の例。
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by type_director | 2013-03-09 18:48 | Comments(9)
きょうから「モノタイプ」に 記念の無料ダウンロード
ライノタイプ GmbH が、今日、リ・ブランディングで「モノタイプ」になりました。
簡単に言うと、社名の変更です。www.linotype.com のサイトはいままで通りです。

リ・ブランディング記念の、以下の4フォントの無料ダウンロードやってまーす。
期間はきょうから4週間、4月3日までです。

Neue Frutiger Heavy
Akko Rounded Thin
Gill Sans Bold Italic
ITC Galliard Roman

会員登録の数ステップの手続きでゲットできます。フォントのダウンロードご希望の人は、アナウンス詳細が書かれた このページ の書体見本のちょっと下、why not download your gratis font set now? をクリックして手続きしてください。

第2弾もあるよ。手続きは Facebook と Twitter のアカウントに。
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by type_director | 2013-03-04 12:21 | お知らせ | Comments(8)
スイスの道路標識
こないだ、スイスのベルンに行ってきました。

これは、ベルンにはいる瞬間です。ベルンのロゴがちょっと前とは変わった。前のは小文字だけで、街を流れるアーレ川の曲線と合わせたみたいな感じだったけど、新しいロゴは大文字。
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道路の標識に使われているのは、Frutiger をベースにして標識用にデザイン調整をほどこした、ASTRA Frutiger という書体です。 ASTRA というのはスイスの道路局のこと。
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古い書体を使った標識も、まだ残っています。古い書体は、小文字の a e が巻き込みが多くて閉じ気味だったり、大文字 G の横棒が意外と高い位置にあったりします。
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新旧の比較。上が今の ASTRA Frutiger、下が古い方。

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やっぱり Frutiger のほうが読みやすい。太さは旧書体の方が太いのに、なぜか Frutiger のほうがしっかり見えるし、しかも美しい。
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by type_director | 2013-03-03 09:45 | Comments(0)