エキサイトイズム エキサイト(シンプル版) | エキサイトイズム | サイトマップ
<   2011年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧
Stempel Garamond
e0175918_5221945.jpg

ドイツの現地校に通っているうちの長男が、学校の教材で借りてきたブレヒトの『セツァンの善人』。ズーアカンプ社の文庫本です。これを題材に、道徳の授業をするんだって。

キレイな組版です。ながめるだけでうっとり。本文は Stempel Garamond(ステンペル・ガラモン)で、細かいことを言っちゃうと、ライノタイプ自動鋳造植字機用にデザインを変更したバージョンです。自動鋳造のシステムからくる制約のために、イタリックがちょっとパラパラしているところが、一本一本鋳造されている Stempel Garamond との違いです。見出しでこのパラパラな感じだとつらいけど、本文組ならとくに問題ない程度かなと。

本を開いたときに、この書体で組んであると、ホッとする。落ち着くんです。また読みやすいんだよね。

e0175918_523340.jpg


本の中身。芝居みたいです。登場人物はスモールキャップ、ト書きはイタリックで、台詞の部分がローマン体という使い分けです。

ライノタイプ自動鋳造植字機用のデザインは活字の時代だけのデザインですが、オリジナルの Stempel Garamond はデジタルフォントにもなってます。 こちら
[PR]
by type_director | 2011-11-29 21:20 | Comments(0)
日本での二週間を振り返って
ドイツに戻りました。
e0175918_1442874.jpg


日本では、今回もいろんな用事をこなしてきました。これ以上はちょっと無理! というギリギリのところまでやってみました。

人との約束をひとつくらい忘れちゃうんじゃないか、という心配があったせいか、今朝は、大事な約束をすっぽかしてしまってどうしようかうろたえている夢で目がさめました。

最初の一週間は大阪と東京で、ワークショップとか講演とか、TDC審査会とか。

この写真は日本に到着した翌日、11月5日に銀座でのワークショップのあとで移動した大阪駅で撮ったもの。この翌日に、大阪でカリグラファー対象のフォントデザイン・ワークショップを開きました。
e0175918_1445375.jpg


大阪では、夜に到着して翌日は一日中ワークショップ、その日の夕方に東京に向かうから、タコ焼き食べる時間がないな−、とあきらめてたんですが、なんと泊まったホテルの朝食バイキングにタコ焼きがあった! 当然食べました。やっぱ大阪スゴイ。期待を裏切らない。

ところで、この「普通」、めっちゃ速そうじゃない?
e0175918_1454799.jpg


11月12日の祖父江さんとの TypeTalks についてはもう書いちゃったからいいとして、翌13日は阿佐ヶ谷で「もじもじカフェ」でした。30人の定員のところに114名の応募があったそうです。そこでは、TypeTalks とかぶらない話を、ということで友だちとコンビを組んで掛け合いで組版についての話もしました。

11月14日からは実家のある新潟にいっていたんですが、そこでもお話し会を設定していただき、かなり中身の濃い話ができました。新潟の話し会に参加した人は、今回ラッキーでした。だって人の目からウロコの落ちる見事な瞬間に立ち会ったんだから。

新潟の地方紙『新潟日報』のかたも3人見えていて、11月18日の新潟日報の第一面にも、その話し会のことが出てました…って書くと、え?トップ記事?みたいな感じですが、朝日新聞なら「天声人語」の位置です。第一面「日報抄」という欄に書かれていました。
[PR]
by type_director | 2011-11-24 17:43 | Comments(3)
TypeTalks で使ったのがこのノート
きのうの TypeTalks は、予想以上に盛り上がりました。祖父江さんのボケ味のおかげで、いままでにない爆笑のタイポ話ができました。

祖父江さんとは事前の打ち合わせ等一切無し。祖父江さんは会場の皆さんと一緒に驚いたり質問したりしてくれました。ステージ上でメモとったりしてた。それもライブ感につながってました。

ステージでときどき私がポイントの確認に使ったのがこのノート。美篶堂製。嘉瑞工房(表紙印刷)と竹尾(用紙)も協力。
e0175918_8373810.jpg


初めて使うとき、新書版だから、新書の硬い背をグッと開けるときのように力を入れて開こうとしたら軽く開くのでビックリ。すっごく使いやすいですー。

オンラインショップでも買えるよ。 こちら
[PR]
by type_director | 2011-11-13 08:35 | Comments(0)
インスタント・レタリング
明日から日本出張です。日本ではいろいろ動き回りますが、11月12日の青山ブックセンターでは、あの祖父江慎さんとのトークショウです。

前もって祖父江さんからいくつか質問が届いて、そ当日れに画像入りで答えるためにいろいろ準備しています。準備していて久しぶりに見つけたのがこれ。

「インスタント・レタリング」って知ってる? 略して「インレタ」とも。青い紙は、他に移ってしまわないための保護シートです。使うときは青い紙は外します。
e0175918_4135066.jpg


プラスチックのフィルムの裏側に文字が印刷されていて、
e0175918_4194431.jpg

紙の上に載せて、使いたい文字を表側からこうやってこすると、このように転写されます。
e0175918_4203488.jpg

e0175918_421523.jpg


この書体は私がロンドンにいたときにつくった書体、 Skid Row (スキッド・ロウ)です。発売は1990年でした。これが私の最初のオリジナルフォントで、今はデジタルフォントになってます。

いま、トークショウ用の画像の準備の途中ですが、会社の仕事が忙しくなってきて時間切れ。あとは日本で仕上げるかー。なんか毎回こんな感じです。

12日のトークショウはもう満席で締め切ったそうです。他にも写研時代の仕事もちらっとお見せします。祖父江さんの反応が楽しみ。
[PR]
by type_director | 2011-11-02 19:52 | Comments(2)