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閉まっているけど
アップルストアでのセミナーの準備とか夏期休暇とかいろいろあるので、しばらくお休みいたします。
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これは Curlz (カールズ)。イギリスで見つけました。

「ごめんねー、閉まっているけど、またきてね」みたいな Closed です。
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by type_director | 2010-06-29 21:13 | Comments(0)
銀座アップルストアでセミナーを開きます
7月11日(日)13:00 開始、15:00 終了予定。場所は アップルストア銀座 3Fです。
無料で、先着順となります。申込予約はできませんのでご了承ください。
以下に告知の文面をそのまま載せます。

セミナー「欧文フォント選び・基本はあるけどルールはないんだ」
Macに入っているたくさんの欧文フォント、どれを使えばいいのか迷ったことはありませんか? 欧文書体の第一人者として世界的に有名なタイプディレクター、小林章氏が欧文フォントの選び方について話します。欧米で実際にフォントが使われている写真を見ながら、フォントの持つ特性と効果的な使い道を考えるセミナーです。
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by type_director | 2010-06-25 12:00 | Comments(0)
アフリカっぽい感じのフォントは
ドイツもサッカーのワールドカップで盛り上がってますが、スーパーマーケットでも「アフリカ」っぽい商品が出てきました。これはポテトチップス。
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「AFRICAN STYLE」などと太い字で組まれている部分は、 Neuland (ノイラントまたはノイランド)です。デザイナーはドイツの有名なカリグラファであったルドルフ・コッホですが、アフリカっぽい感じになる。手作り感がある。

会社でも、サッカー熱(ドイツ語でフースバル・フィーバー)盛り上がってます。うちの小会議室がこの期間「サッカー観戦室」になってるし。
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もちろん、試合観戦のときはタイムカードをいったん「退社」にして、観戦が終わったらまた「出社」にして仕事を続けろというお達しがでてます。きょうの午後はドイツ対セルビア戦だ!
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by type_director | 2010-06-18 08:19 | Comments(4)
ヘルマン・ツァップさん叙勲
先日、ヘルマン・ツァップさんがドイツ連邦共和国功労勲章を受賞されました。永年にわたる書体デザインへの貢献、そして多くの著作などが評価されました。カリグラファーとしての功績も讃えられ、代表的なものとして1960年に4カ国語で書いた国連憲章が挙げられたそうです。

授賞式の模様は こちら へ。奥さんのグドルンさん、そして息子さんも映っています。

ツァップさんは91歳。先週お会いしました。お元気です。
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by type_director | 2010-06-17 12:56 | Comments(2)
Broadway の灯り
イギリスの Bath の町で、もう一つ発見が。

歩いていたときに「Fat Face」なんていうお店がある。同じ名前のフォントがあるんです。そのお店の反対側には「Cult」という店が。この名前のフォントもあります。でも、お店のロゴとフォントは全然違う。当たり前だといえば当たり前。
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フォントのほうはこんなふうです。
ITC Fat Face (ファット・フェイス)
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ITC Cult (カルト)
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数時間後に、お店の名前とフォントが同じ例も発見! 
Broadway Engraved (ブロードウェイ・エングレイブド)です。Broadway ファミリーのなかのバリエーションです。アール・デコっぽい。
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このお店の名前は The Drifters の歌っていた「On Broadway」の歌詞からとったのかな。
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by type_director | 2010-06-12 14:04 | Comments(5)
テディベアと Diotima
きょう、用があってツァップさん宅に行ってきました。ツァップさんとの話ももちろんですが、10日前にイギリスで撮った写真をツァップさんの奥さんグドルンさんにお渡ししたかった。

イギリスの古い町 Bath で見かけた、このぬいぐるみ専門店のロゴがグドルンさんの書体 Diotima (ディオティマ)だった。よく見ると Diotima Italic も使ってあります。店の雰囲気と書体が合っていたので、それを撮ってプリントしてお渡ししました。喜んでくれました。
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日曜日でお店は閉まっていました。お店のショウウインドウに座って外を眺めていたこのクマちゃんもドイツ製です。
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グドルンさんと私の共同制作による、 Diotima の改良版 Diotima Classic が2009年に発売になりました。最終段階では私がツァップさん宅にラップトップを持っていってその場で微調整をしてました。いまお求めになるならば改良版の方がおすすめです。

全文字の見直しをしたのはもちろんですが、一番ハッキリわかる違いは、グドルンさんの強い希望により、すごく太いウェイトがファミリーに加わったこと。あと、よく見るとわかりますが、イタリック体のデザインを広めにしたことです。
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by type_director | 2010-06-11 22:28 | Comments(4)
『文字をつくる9人の書体デザイナー』いよいよ発売!
『文字をつくる9人の書体デザイナー』(雪 朱里さん著、誠文堂新光社刊)が書店に並び始めたようです。目撃情報もちらほら。

9人の中に私も入っています。著者の雪さんは、昨年10月の私のフォントデザイン・ワークショップに2日間張り付いていました。雨宮さんによるワークショップの写真も見事です。雰囲気がほんとうにあんな感じだった。どうやったらあんなふうに撮れるんだろう。やっぱりプロはすごいなーと改めて思いました。

私はまだ自分の分を校正で見せていただいただけなので、他の8人の方々のを読みたいし写真も見たい。見本が届くのが楽しみです。
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by type_director | 2010-06-11 21:33 | Comments(0)
書体見本マニア7:イギリスの印刷所の見本
書体見本には2種類あって、ひとつは書体メーカーの出すカタログや販売促進的なもので、たいていは分厚くて重い。書体ごとに小冊子にするのもあるけど。もうひとつは、特に活字時代によく見られた、活版印刷所の書体見本。「うちではこういう書体を取りそろえていて、書籍組版に対応できます」という意味合いのもの。小ぶりなのが多い。

手元にある中から、第二次大戦前のイギリスの印刷所の見本を3冊並べてみました。このうち、一番右の W S Cowell のはとくに見ていて楽しい。
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表紙もきれいだし、中身も良質な印刷の組み見本があって、その書体で組むとどういう雰囲気になるかが一目でわかる。簡単な書体の解説もあって、この書体 Plantin の場合、「コート紙の印刷に理想的」と書いてある。そういう書体の選び方ってあったんだ、というオフセット世代には新鮮な驚き。活版の時代は紙との相性もけっこう重要でした。そのためにいろんな書体をそろえていたという見方もできる。
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目次を見ると、当時の一流の活版印刷所がそろえていた書体がわかります。
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by type_director | 2010-06-09 18:04 | 書体見本マニア | Comments(3)
ロンドンと Plantin(3) ビートルズのアルバムでも使ってた書体
けっこう今回のイギリス旅行で Plantin に出会っていたことが判明。縁みたいなものを感じたので、もうちょっとだけ載せます。

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Paddington 駅の構内の本屋さんで見かけたデザイン情報誌。ぶ厚かったので買わなかったけど、本文も Plantin でした。
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これは家に帰ってから開けてみて分かったんですが、ロンドンで買ってきた、ビートルズの「Magical Mystery Tour」の CD のブックレット(LP 発売当時のものの縮小版)の本文が Plantin でした。2009年に出たビートルズのリマスター版をいっぺんにまとめて買えないので、去年ドイツで数枚買って、今回また数枚買い足してきたんです。組版のほうはあんまりお手本にしたくない出来ですが。単語と単語との間が空きすぎ。
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やっぱり、Plantin ってイギリスで定番化した書体のひとつって感じがする。
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by type_director | 2010-06-04 16:12 | Comments(2)
ロンドンと Plantin(2) ニールズヤード・レメディーズの使っている書体は
ちょっと前のイギリスの書籍組版は Plantin とか Bembo が多かった気がする。イギリスでは活字はモノタイプが強かったから、モノタイプ社のデザインがポピュラーでした。

もともとこの書体はモノタイプ自動鋳造植字機用の活字として1913年につくられました。クラシカルな骨格を持ちながらも小文字が大きめで骨太であったことから、印刷条件の厳しい場合でもしっかり読める書体として人気がありました。

あの日刊紙『The Times』が1930年代はじめに書体を新しくする計画をたてたとき、この Plantin がモデルとなって Times Roman ができたという逸話も残っているほどです。

今回のイギリス旅行で、ロンドン中心部で最初と最後に撮った写真がどちらも偶然 Plantin でした。

これはロンドン・シティ空港から DLR 鉄道に乗って Tower Hill で地下鉄に乗り換えるときに、ちょっとだけロンドン塔を見に立ち寄ったときの写真。一番上の「HM TOWER OF LONDON」の部分が Plantin でした。おお、ロンドンだ!という喜びで撮った一枚。
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できるだけ近づいてもう一枚。
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これは、今回ロンドン中心部で撮った写真のうち最後から2枚目。最後のはピンぼけで使い物にならず、事実上これが最後の写真。最終日にカミさんにお土産を買おうとして立ち寄った、合成添加物を使わない良質なアロマセラピー製品で知られる「ニールズヤード・レメディーズ」のコベント・ガーデンにある本店です。
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このお店のロゴに使われているのが Plantin 。

時間が早くて閉まっていたので、お店に行ったよという証拠のつもりで写真だけ撮って、実際の製品は空港に向かう移動の途中 Victoria 駅のショップで買いました。なんか最近日本でもお店がオープンして話題になってるらしい。それをカミさんが友だちから聞いてきたので、ロンドンに行くんだったら買ってこようと思ったんです。

製品にもパンフレット類にも Plantin が使われています。
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この書体の魅力というと、ちょっとクラシックな骨格だけど、すましすぎないあたりかな。英語で言うと approachable (アプローチャブル)な感じか。最近よく聞く言葉です。つまり気軽に話しかけられるし近寄れる。 ショップで、笑顔で親切に説明してくれた店員さんもそんな感じでした。
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by type_director | 2010-06-01 23:27 | Comments(2)