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†、‡、§ などの使い方(2)
ドイツでは、単体での§ (セクション)記号は「法律関係」のシンボル的意味合いで使われることが多いみたいです。このように、各条項の番号に§がついていることからだと思います。
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法律関係の分厚い本。
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これは、いま会社の掲示板にぶら下げられている、労働法や労働者の権利について書かれた本。表紙には§がパターン化されて使われています。
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by type_director | 2010-05-26 12:07 | Comments(0)
†、‡、§ などの使い方(1)
今日たまたま Yahoo ニュースに †、‡、§ などの読み方や使い方について こんな記事 があって読んでみました。 専門家と思われるかたの意見が載っています。

英語圏での読み方はいいとして、脚注としての使用について述べるならば、「*」(アステリスク)についても書いてほしかったなー。注の印はたいてい * ですし、注が一カ所で足りない場合は †、‡、§ なども使いますが、あまり多く注が出てくる場合は上付き数字(小さくて上につく数字)にするのが一般的です。

写真は、このページ最初の注を * で(画面右上)、二つ目の注を †(左下)で示した例。
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また、ドイツでは、人の名前の後に * と † で始まる年月日が来た場合、それぞれ生年月日と歿年月日を表します。ドイツでは * と † をそれぞれ「星」「十字(もしくは死者の十字)」と呼びます。

新聞の死亡記事欄では、こんなふうに組まれるのが普通です。実物の死亡記事欄の写真は差し障りがあるといけないので載せませんが、同じ体裁で組んでみた例です。1833年5月7日が生年月日、1897年4月3日が歿年月日。
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生歿年月日の参考にしたドイツのウィキペディアの ブラームス の項目に飛んでみてください。地名が付け加えられてるけど、そうなってるでしょ。エルビス・プレスリー でも マイケル・ジャクソン でも同様の表示の仕方です。

このように、記号の使い方は英語圏とドイツ語圏とでちょっと違うことがあります。

この後もこれに関連した記事をいくつか書きますから、お楽しみに。
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by type_director | 2010-05-24 13:43 | Comments(7)
グーテンベルク博物館と Adobe Caslon
会社にたまたま置いてあった、グーテンベルク博物館の年間行事のパンフレット。 このやや無骨で骨太な感じがする書体は Adobe Caslon (カスロン)です。
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このアドビ社版をはじめ多くのデジタル版 Caslon の元は、イギリスのウイリアム・カスロンが18世紀につくった金属活字です。

「イギリスの活字書体だからイギリス以外に使えない」なんて思い込んではいけません。Garamond や Bodoni 同様、世界中で見かけます。Caslon がフランスのファッション雑誌に使われているという例を載せたこの記事でも書いたとおり。

いっしょに使われているサンセリフ体は The Sans (ザ・サンズ)ですね。これも読みやすい書体です。
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by type_director | 2010-05-23 20:24 | Comments(6)
Avenir とパスタのパッケージ
前の記事で紹介した Avenir ですが、新しくなったバリラのパスタのパッケージがたまたま Avenir なので載っけます。
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by type_director | 2010-05-21 06:28 | Comments(1)
Avenir と Futura
うちで使っている歯磨き。ロゴ部分でなく濃い青の部分はフルティガーさんの書体 Avenir (アベニール)です。
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こちらは、日本語で何というか知らないけど、パンやクラッカーの代わりに食べる、小麦や穀物の「ふすま」でつくったような食べ物。ここで使われているのも Avenir です。Avenirって、なんかトガリすぎない、主張しすぎない感じがいい。
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Futura(フツラ)に似てると言えば似てるし、どちらも「幾何学的サンセリフ体」というくくりではいっしょなんだけど、これがもし Futura だったら、ちょっとカッチリ構えすぎな感じになる。

下の2点は Futura の例です。コンタクトレンズを買いに行った眼鏡屋さんチェーンからの通知。ロゴ下のURL部分、手紙の内容はすべて Futura。清潔感、正確さ、というイメージを前面に出したいときに Futura はぴったり。
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Avenir の話に戻ります。

フルティガーさんとの共同制作で改刻した Avenir Next (アベニール・ネクスト)
は、私の住んでいる町やフランクフルトのある ヘッセン州 の制定書体です。これは州の教育方針に関する通知。Avenir Next で組まれてます。
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そういえば、この制定書体の検討のさいに、市庁舎まで行って、Avenir と Avenir Next との違いについてプレゼンテーションしたなー。「お役人」みたいな堅い感じがなくて、デザインのことをよくわかった人たちだった。デザイナーと話をしているみたいだと思ったのをよく覚えてます。

Avenir Next と Futura とを比較してみました。
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by type_director | 2010-05-18 21:01 | Comments(0)
KLM オランダ航空が使ってる書体は
KLM オランダ航空が最近イメージを一新して、明るい感じの書体を使い始めました。
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書体は、 Noa (ノア)といって、デンマークの女性デザイナーがつくりました。2004年に発売。私も開発途中でデザイナーのニーナさんにいろいろ助言をしました。

つくってるときは、北欧っぽいデザインだなーと思っていました。

ホームページ などでの使われ方を見てると、なんかカラッと明るい。ここまで思いきったフレンドリーな書体って、航空関係ではあんまりなかったんじゃない?
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by type_director | 2010-05-15 19:00 | Comments(2)
ドイツ語の文章の長さ
同じ内容を書いたとして、ドイツ語は英語より長めになります。

これは、ちょっと極端な例。ある鉢植えの植物の説明書きです。上(画面左)から順に、英語、フランス語、ドイツ語で書かれています。ドイツ語の部分は英語の長さの二倍ある。
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普通の文章では英語と比較してドイツ語の方が2割くらい長くなるくらいなんですが、文章をよく見るとドイツ語はすごく丁寧な書き方をしていたので、そのせいでしょう。

これは一枚物だからいいけど、会社案内とか書籍とかで2カ国語表記をする場合に、こういうことってけっこうレイアウト上たいへんなことになる気がする。
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by type_director | 2010-05-11 18:31 | Comments(4)
ウェブフォント、FontShop でも
そういえば、FontShop でもウェブフォントをはじめていた。私の書体 Clifford(クリフォード)の最終データのCDが春の休暇の直前に届いていた。休暇を挟んじゃったのですっかり忘れていました。

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by type_director | 2010-05-09 21:07 | Comments(0)
ウェブフォント(ベータ版)発表
ウェブデザイナーに重要なお知らせ。

Linotype, Monotype, ITC の書体がウェブフォントとしてリリースされました(ベータ版)。現在およそ2000書体、今年後半にもう7000書体追加の予定だそうです。

詳しくは こちら fonts.com のサイトまたはこちら Linotype へ。

これ はMonotype社のプレスリリース。全部英語です。
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by type_director | 2010-05-05 09:12 | Comments(0)
VAG Rounded
カリグラフィ展のあとで、いつもと違った道から帰ろうと、マイン川をフェリーで渡ることにしました。フランクフルトから車で20分ちょっとなのに、こんなにのどかなフェリーがある。
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なんか年季の入った運行時間の看板で使われている書体は VAG Rounded (ブイ・エー・ジー・ラウンデッド)。ブイ・エー・ジーというのはフォルクスワーゲンのことで、フォルクスワーゲン用に開発した書体ということらしい。1979年だそうです。
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数字の0を小文字の o で代用しているのが面白い。けっしておすすめの使い方ではないですよ、でも、けっこう理にかなってたりして。「6時から21時」ってときに6と21が分かれば、00はそんなに目立たなくてもいいわけで。

日本だと「6:00」のようにコロンを使って時間を表記するのが一般的ですが、こちらではコロンもピリオドもどっちもありです。
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by type_director | 2010-05-02 18:19 | Comments(3)