Stempel Garamond(ステンペル・ガラモン)が人気だったという話を3月末に書きました。
一つ前の記事、Klang を使ったチーズの広告を見つけたスーパーマーケット Edeka のチェーンで展開しているハーブティーのパッケージの書体が Berthold Garamond (ベルトールド・ガラモン)のイタリック体だったので、うれしくなって買ってきました。
Medium Italic かな。Stempel Garamond とも Adobe Garamond とも違う。
数年前に亡くなられた巨匠、G G ランゲ氏の1972年のデザインです。Stempel Garamond 同様、ドイツ人がドイツの書体メーカーでつくった Garamond です。ランゲさんとは一度だけお話ししたことがある。
これも Garamond のリバイバル書体の仲間ですが、かなり近代的に整理されてます。とくにイタリックはだいぶ硬めな感じがしますね。z とか。なんか硬い表情のランゲさんの顔が浮かんできちゃうようです。
昔からライノタイプのライバルだったベルトールド、いまは
こんなふう にベルトールドの書体もライノタイプの窓口を通じて買うことができるという時代になりました。