スイスのスーパーマーケットチェーン、Coop が数年前から展開している「Fine Food」シリーズは、ちょっと高めの値段設定で厳選された素材を提供するのがねらい。ときにエキゾチックな素材の組み合わせで冒険をするところも面白い。スイス出張の時にときどき買っていた、紅茶の葉を入れたビターチョコレートがおいしかったんだけど、最近出ていないから買ってない。なのでパッケージ写真なしですが
こちらをご覧ください。
パッケージの色は銀をベースに黒の帯が入り、書体は伝統的で落ち着いた
Copperplate Gothic(カッパープレート・ゴシック)。グラフィックも控えめ。
食品パッケージのデザインというと、暖色系の赤とか黄色とかで、書体も太めの手書きふうのものが多いけれど、そんなところに静かな「Fine Food」シリーズのパッケージは新鮮で落ち着いた感じがします。
ドイツでも、最近スーパーマーケットチェーンの REWE が似たようなコンセプトのシリーズを出しました。
「Feine Welt」(良質な世界)。「Feine Welt」ロゴそのものは
FF Dax(ダックス)ですが、パッケージとそれについてくる小冊子などその他の部分の書体は
Futura Light(フツラ・ライト)です。繊細な感じが効いてます。