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Akko、ニューヨークで
世界一フォントに詳しい akira1975 さんから、「この NYSE EURONEXT ロゴ に使われているのは Akko じゃないか」とメールもらいました。

パンフレットのタイトルの部分は DIN っぽいけど、ロゴがそうです。バナーとか、でっかく使ってある! うれしい! 動画にも感動!

Akko Medium がベースになっているみたいです。

22日から28日までタイのバンコクに行ってきまーす。コンファレンスでワークショップを開きます。




# by type_director | 2012-05-20 11:20 | Comments(0)
Bauer Bodoni 活字見本帳を見てみる
一つ前の記事で、微妙な曲線を取り入れているデジタルフォントの Bodoni を紹介しました。

そういう Bodoni は金属活字の時代にもありました。Bauer Bodoni です。すっごく評判が高かった。

私が持っている活字見本帳から。



小文字部分の拡大です。


よーく見ると、n の内側に微妙なニュアンスを持たせているとか、セリフの形がそれぞれ少しずつ違うとか、意図的にやっている。一目ではわからない。そういうことろが味になるんじゃないか。

この大文字なんかどうですか。


一つも同じ形のセリフがない。直線もない。
なんで評判が高かったか、わかるでしょ?





# by type_director | 2012-05-20 10:45 | Comments(0)
ITC Bodoni Seventy-Two の微妙な曲線
読者の方から ITC Bodoni Seventy-Two について、こういう質問をいただきました。「(前略)あの独特な曲線は想定された pt 以上に大きく使うと、美しく映らなくなってしまうものでしょうか・・・?」

図版がないと説明が難しいので、記事にしちゃいます。

ITC Bodoni は、アメリカのサムナー・ストーン氏をはじめ数人の書体デザインチームがイタリアに行ってボドニの活字の原型(父型)を見て、ボドニのつくったオリジナル活字の微妙なニュアンスまでをデジタルで再現しようとしたファミリーです。詳しくは、『欧文書体2』134–139 ページのストーン氏のインタビューをご覧ください。

金属活字は、その大きさによってデザインが少しずつ違っているので、それに合わせて字形の違うファミリーになりました。


一般的な Bodoni と比べてみてください。



ITC Bodoni のなかで、Seventy-Two は、72ポイント程度の大きいサイズでの使用を想定してつくられています。でも、200ポイントで使っても、それだけで問題が出てくるわけではありません。

ただ、Seventy-Two はさすがに本文サイズでの使用はオススメではありません。字間が狭めに設定してあるし、セリフも細くつくってあるので小サイズでは読みにくいからです。

本文には、同じ ITC Bodoni ファミリーの Twelve のほうが読みやすいはずです。さらに小さい Six のバリエーションは、キャプションなどに向いていると思います。

これは、ドイツのファッション雑誌で使われている ITC Bodoni Seventy-Two のイタリックです。このくらいの個性があった方が、ファッション雑誌としてはいいのかも。



でも、この微妙なニュアンスを、不揃いと見る人もいるでしょう。また、個人の好みとは別に、目的に合っているかどうか、ということもあると思います。ファッションの場合は違和感なくても、精密機械の製造会社や製薬会社のパンフレットだったら、微妙なニュアンスは無いほうがいいのかもしれませんね。

そういうのも、書体の選び方の重要なポイントです。いろいろ使い分けてみては。





# by type_director | 2012-05-20 05:14 | Comments(1)
挑戦的な本(2)
前にも、「こんなの電子書籍でやってみろ!」的な挑戦的な本について書きましたが、またすごいの見つけました。

長男が英語の教材で使っているペーパーバック。Mark Haddon 著、
『The Curious Incident of the Dog in the Night-Time』です。

ここでは、駅で列車の到着を知らせる電光掲示板がこうなっていたとか、


空港に行ったときに目に飛び込んできた看板の文字とか、


そのあとに頭がヘンになってしまってこんなふうに見えたのとか、


いちいちビジュアル的に表現しているのが面白い。ちなみに、「YO! Sushi」というのは、ロンドンでよく見かける回転寿司的なチェーン店です。看板や表示板のフォントも、けっこうそれらしいのを選んでいる。ぴったりではないのもあるけど、いちおう努力をしているのが伝わってきます。


こういったタイポグラフィ的に凝った組版の本、今年1月の記事 「挑戦的な本」でもとりあげました。読者の方から、こういうのは「ビジュアル・ライティング」と言われているらしいというコメントもいただきました。増えているのかな。




# by type_director | 2012-05-15 18:44 | Comments(3)
見ていて楽しい欧文フォント情報のウェブサイト、オープン!
こないだ5月11日に開かれた 第10回 TypeTalks の会場で、「世界で一番フォントに詳しい人」とか紹介されていた akira1975 さんをはじめとする日本人4人でつくったウェブサイトがきょうからスタートです! こちら

なんか、見た目的に「欧文のことがわかっている感」びんびんじゃないですか。

フォントデザイナーにインタビューもしている。一発目が サイラス・ハイスミス って大物過ぎるだろ!

この Fonts in Use なんか、わりと新しいフォントの使われ方がきれいなビジュアルで紹介されていて、レイアウトの参考にもなる。

ちなみに、akira1975 さんを「世界で一番フォントに詳しい人」と呼ぶ件については私も賛成!
応援してます!





# by type_director | 2012-05-14 15:23 | お知らせ | Comments(1)
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